1.
資格について
介護職員初任者研修は、介護保険法施行規則によって規定された公的な研修です。
※
平成25年4月より、「訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修」と「介護職員基礎研修」は「介護職員初任者研修」に一元化されました。すでに「訪問介護員に関する1級・2級過程」および「介護職員基礎研修」を修了していた方は、「介護職員初任者研修」の研修修了者とみなされます。
2.
業務について
介護業務の専門的な立場から在宅・施設を問わず、介護を必要とする高齢者や障害者に対する支援や補助を行ないます。
3.
活躍の場について
訪問介護や介護施設などで活躍しています。
介護職員初任者研修は、各都道府県が指定する事業者により実施されています。研修を受けた後、修了試験に合格すると、研修修了者の資格を得られます。
1.
資格について
介護福祉士は、社会福祉士および介護福祉士法で規定された国家資格です。
2.
業務について
「専門的知識および技術をもって、身体上または精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者に対して心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者およびその介護者に対して介護に関する指導を行うこと」とされています。
3.
活躍の場について
老人ホーム、社会福祉法人、財団法人、企業などで、専門職員として介護や指導を行うなど、介護分野で広く活躍しています。
次の2つの方法があります。
A)
厚生労働大臣が指定した養成施設を卒業する方法。
B)
3年以上介護等の業務に従事した者、または、高等学校の福祉科福祉コースを卒業した者で、介護福祉士国家試験に合格する方法。
1.
資格について
社会福祉士は、社会福祉士および介護福祉士法で規定された国家資格です。
2.
業務について
「専門的知識および技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者または 医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携および調整その他の援助を行うことを業とする者」とされています。
3.
活躍の場について
福祉事務所、児童相談所、身体障害者厚生相談所などの公的機関での相談援助業務や、私企業での在宅ケアサービスや介護保険などの相談援助活動で広く活躍しています。
社会福祉士国家試験に合格します。
※ 受験資格 ※
1.
4年制大学で指定科目を修めて卒業した者。
2.
社会福祉士養成施設で必要な知識および技能を修得した者。
3.
短大、専門学校などで指定科目を修めて卒業した者で、一定期間の実務経験のある者。
1.
資格について
精神保健福祉士は、精神保健福祉士法で規定された国家資格です。
2.
業務について
「精神障害者の保健および福祉に関する専門的知識および技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、または精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練、その他の援助を行うこと」とされています。
3.
活躍の場について
医療機関、福祉行政機関、障害福祉サービス等事業所などで広く活躍しています。
精神保健福祉士国家試験に合格します。
※ 受験資格 ※
1.
4年制大学で指定科目を修めて卒業した者。
2.
2年制または3年制短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上
(または1年以上)相談援助の業務に従事した者。
(または1年以上)相談援助の業務に従事した者。
3.
精神保健福祉士短期養成施設等において6月以上必要な知識と技能を修得した者。
4.
精神保健福祉士一般養成施設等において1年以上必要な知識と技能を修得した者。
1.
資格について
看護師は、保健師助産師看護師法に規定された国家資格です。
2.
業務について
看護師は、「傷病者等に対する療養上の世話または診療の補助を行うこと」とされています。
3.
活躍の場について
病院などの医療機関のほかに、介護施設、企業の医務室、訪問介護など、医療に携わる場所で広く活躍しています。
次の2つの方法があります。
A)
看護学校(文部科学大臣か厚生労働大臣の指定校)で3年以上学び、看護師国家試験に合格する方法。
B)
准看護師免許を取得している者が3年以上就業して受験資格を得て、国家試験に合格する方法。
1.
資格について
准看護師は公的資格(都道府県知事による免許)です。
2.
業務について
准看護師は、「医師、歯科医師または看護師の指示を受けて、傷病者等に対する療養上の世話または診療の補助を行うこと」とされています。
3.
活躍の場について
病院などの医療機関のほかに、介護施設、企業の医務室、訪問介護など医療に携わる場所で広く活躍しています。
2年制の准看護師養成所または高校の衛生看護科を卒業後、都道府県が実施する試験に合格します。
1.
資格について
介護支援専門員は公的資格です。
2.
業務について
要介護者または要支援者からの相談に応じ、その心身の状況に応じて適切なサービスを利用できるよう市町村や居宅サービス事業者などとの連絡調整を行うこととされています。
3.
活躍の場について
特別養護老人ホームや老人保健施設、在宅介護支援センター、介護保険適用の民間企業などの介護福祉施設がおもな職場になります。
介護支援専門員実務研修受講試験に合格後、実務研修を修了し、各都道府県の介護支援専門員資格登録簿に登録します。
※ 受験資格 ※
保険・医療・福祉分野(医師、看護師、社会福祉士、介護福祉士など)で、5年以上かつ900日以上の実務経験がある者(一部10年以上かつ1800日以上)。
1.
資格について
視能訓練士は、視能訓練士法に規定された国家資格です。
2.
業務について
「眼科医の指示のもとに、視機能検査のほか、斜視や弱視の低視力者に対する機能回復訓練を行うこと」とされています。
3.
活躍の場について
眼科診療所、総合病院などの医療機関で活躍しています。
視野訓練士養成施設に入学して、専門的な知識や技術を習得した後、国家試験に合格します。
1.
資格について
ケアクラーク技能認定試験は、一般財団法人日本医療教育財団による民間資格です。
2.
業務について
介護福祉サービスの事務専門職として、介護給付費請求などの日常的な事務処理、窓口業務などに知識を活かすことができます。
3.
活躍の場について
介護事務業務の従事者として、介護分野で広く活躍できます。
学科試験と実技試験に合格します。受験資格に制限はありません。
1.
資格について
介護保険事務士は、一般財団法人つしま医療福祉研究財団による民間資格です。
2.
業務について
介護サービスの受付や介護給付費請求事務のエキスパートとして知識を活かすことができます。
3.
活躍の場について
介護サービスを提供する施設や事業所で活躍しています。
介護保険事務士養成講座を履修し、認定試験に合格します。
1.
資格について
理学療法士は、理学療法士および作業療法士法に規定された国家資格です。
2.
業務について
「医師の指示の下に、理学療法を行なうこと」とされています。理学療法とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行わせること、および電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることです。
3.
活躍の場について
病院、医院のほか、特別養護老人ホームなどの社会福祉施設で活躍しています。
指定養成施設で必要な教育を受けた後、国家試験に合格します。
※ 受験資格 ※
1.
大学入学資格がある者で、文部科学大臣が指定した学校または厚生労働大臣が指定した理学療法士養成施設において、3年以上理学療法士として必要な知識および技能を修得した者。
2.
その他にも、外国の理学療法に関する学校等を卒業した場合等でも、一定の要件を満たせば受験資格があります。
1.
資格について
作業療法士は、理学療法士および作業療法士法に規定された国家資格です。
2.
業務について
「医師の指示の下に、作業療法を行うこと」とされています。作業療法とは、身体または精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力または社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行わせることです。
3.
活躍の場について
病院、医院、福祉センター、作業療法士施設などで活躍しています。
指定養成施設で必要な教育を受けた後、国家試験を受験します。
※ 受験資格 ※
1.
大学入学資格がある者で、文部科学大臣が指定した学校または厚生労働大臣が指定した理学療法士養成施設において、3年以上理学療法士として必要な知識および技能を修得した者。
2.
その他にも、外国の理学療法に関する学校等を卒業した場合等でも、一定の要件を満たせば受験資格があります。
1.
資格について
言語聴覚士は、言語聴覚士法に規定された国家資格です。
2.
業務について
「音声機能、言語機能または聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査および助言、指導その他の援助を行うこと」とされています。
3.
活躍の場について
医療機関、保健・福祉機関、教育機関など幅広い領域で活躍しています。
言語聴覚士の国家試験に合格します。
※ 受験資格 ※
次の3つの方法があります。
A)
文部科学大臣が指定する大学(4年制、3年制短大)、または、厚生労働大臣が指定する言語聴覚士養成所(3年ないし4年制の専修学校)で、必要な知識と技能を修得し卒業した者。
B)
一般の4 年制大学を卒業し、専修学校(2年制)で必要な知識と技能を修得し卒業した者。
C)
外国の大学などで言語聴覚士に関する学業を修めた場合で、厚生労働大臣の審査・認定を受けた者。
いかがでしたでしょうか?介護のお仕事に必要な資格の内容、取得方法についてご理解いただけましたでしょうか?
みなさんがこれから取得しようとされている資格の難易度や活躍できる職場のイメージをつかんで頂けれたら幸いです。
ご紹介させてもらった資格は介護に限らず、広く医療関係の求人に対応できるものもあるので、活躍できるフィールドが広がります。
介護養成施設(通学制・通信制)のご紹介
次の5つの資格について、現在開校されている教育施設の中から、関東・関西・東海エリアの学校をご紹介します。(平成28年11月15日現在)
●介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、各都道府県が指定する事業者により実施されています。
研修実施業者は、各都道府県のページからご確認いただけます。
研修実施業者は、各都道府県のページからご確認いただけます。
【関東】 | 東京都 | 埼玉県 | 千葉県 | 神奈川県 |
---|---|---|---|---|
【関西】 | 大阪府 | 兵庫県 | 京都府 | 奈良県 |
【東海】 | 愛知県 | 静岡県 |
●介護福祉士(介護福祉士養成施設)
関連する求人特集
都道府県から求人をさがす
職種から求人をさがす