長年の夢の実現に向けて調理の世界で生活基盤を確立! - スタッフインタビュー

スタッフインタビュー

No.02 レストラン 調理補助スタッフ

今回は、会員制レストランで、調理補助をされているスタッフにお話しをお伺いします。


レストランの調理補助のスタッフさん
★こんにちは!本日はよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
★○○さんは、以前も当社の派遣先の保育園で調理補助スタッフとして働いてもらっていましたが、事情があって、今の派遣先(会員制レストラン)に移られたんでしたよね・・・。
そうです。保育園は早朝からの勤務だったのですが、最近、同居している母の介護で、早朝勤務ができなくなって、営業担当の○○さんに相談したところ、9時半スタートの今の職場を紹介いただきました。
★そうなんですね、保育園とレストランでは調理の要領が異なりますか?
はい、同じ調理補助の仕事ですが、保育園は衛生管理面がすごく厳しかったですね。手袋をつけて野菜をカットしたりしていましたが、手袋が誤って食材以外の食器や備品等に触れると、すぐに手袋を交換するように注意を受けました。
★それは厳しいですね。
   今回は、当社からのご紹介ですが、今まで、お仕事はどうやって探されていましたか?
私の場合は、求人誌やフリーペーパーの広告に記載されている会社に直接電話して応募することが多かったです。
★当社の求人サイト『サポナビ』はご存じですか?
はい。保育園からレストランに移る際に、営業担当の○○さんから教えてもらって見ました。求人情報の他にも、今私が受けている、「職種別のスタッフインタビュー」も楽しく読ませていただきました。(^^)
★ありがとうございます。他にも面白コンテンツ等も掲載していますので、また感想を聞かせて下さい。
わかりました。
★それでは、今のレストランでのお仕事について、説明いただけますか?
はい、先ほどもお話したとおり、朝は9時半スタートで、午後3時半までの勤務となります。休日は日曜日が固定の週休2日制で、もう一日は週によって変わります。仕事内容は、レストランのビッフェ料理を作るチームにいて、今は主にサラダ作りがメインです。サラダも4~5種類あって、様子を見ながら、なくなる前に作って補充します。野菜を切ったり、ボウルで混ぜ合わせたり、ボリュームもあるので、いい運動になります。
★キッチンスタッフは何名位いらっしゃるのですか?
料理長以下、社員さんが3名、派遣の私を含むバイトが2名、洗い場のパートさんが1名の7名になります。
★結構な人数になりますね。若い方が多いですか?
いいえ、年齢的に私と同世代と少し上の方ばかりです。
★そうなんですね。それなら共通の話題もあったりするでしょうし、打ち解けやすいのではないですか?
確かに親の介護や健康の話題など、共通するところが多くて話しやすいですね。とはいえ、仕事中は殆ど私語はしませんし、手待ち時間や、業務前後の着替え時間中に話す程度です。一方で、今迄の経験上、自分より若い世代の人が多い職場は、敬語を使って接してもらえたりするので、リラックスして仕事に集中できるというメリットもありますね。
★なるほど。職場は男性が多いですか?
洗い場の方が女性ですが、あとは全員男性です。
★ところで、○○さんは、飲食店での勤務は今回が初めてですか?
いいえ、実は学生時代のアルバイトを含めると、数えきれない位やっています。
★そうなんですね。飲食や調理に関する資格等をお持ちなんですか?
いいえ、持っていません。ただ、若い頃から料理をするのが好きで、飲食店ではいつも調理補助を担当しています。
★調理業務経験が豊富だと、調理師資格の取得を考えられたことはおありですか?
調べてみたら、2年以上の実務経験があるので、一応受験資格はあるみたいですが、実は、学生時代から長期間やっている趣味の世界が別にありまして、いずれは、そちらで一旗揚げるための副業的に調理の仕事は続けてきています。
★そうだったんですね。もしよろしければ、どうような分野の趣味か教えていただけますか?
彫刻です。大学時代に好きで始めて、小さな木彫りの動物等を作っていました。卒業してからも、サラリーマン勤務のかたわら、趣味で続けていたのですが、30歳を境に退職して、気になっていた北陸地方の伝統工芸作家に4年間弟子入りしました。
★素晴らしい!なかなか勇気のいる決断だったでしょうね?
そうですね。弟子生活は質素なもので、ひたすら師匠の仕事ぶりを観察して、学び取らなければなりません。手取り足取り教えてもらえる学校とは程遠い世界で、本当に厳しい世界でもあります。
彫刻と調理
★そのようですね。独り立ちするのは大変と聞きます。その後も伝統工芸を続けておられるのですか?
実は、その後は、イタリアに留学してヨーロッパの彫刻を学びました。いずれは今迄学んだことをいかして、偶像と抽象の間というか、オリジナルの彫刻作品を作って出展できればと思っています。
★素晴らしい行動力ですね・・・。留学中はどのように生計をたてていらしたのですか?
やはり飲食店でのアルバイトです(^^)
★そうなんですね!イタリアにはどのくらいの期間いらしたのですか?
13年間いました。
★それなら彫刻も調理もかなりの腕前のような気がします。
いえいえ、どちらも中途半端でなかなか一人前にはなれません(^_^;)
★○○さん、もう少しお話を伺いたかったのですが、そろそろインタビュー終了時間が迫ってまいりました。最後に、これから、調理の仕事をしようと考えてらっしゃる方へのアドバイスをいただけますか?
そうですね、男性中心の職場だと、上下関係を意識して、自分から元気よく挨拶をすることが大切だと思います。私は中学から大学まで卓球の部活動を経験していたことが役立ちました。あとはどんな職場でもそうですが、特に調理場の仕事は、衛生面の管理が重要なので、決められたルールや手順を完璧に守ることが大切です。あと、ホールを担当される場合は、来られたお客様を自分の店のお客様と思って丁寧に接するとよいと思います。得意客を作るようなイメージでしょうか。
★大変参考になるアドバイスをありがとうございます。○○さん、今日はお忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました。
どういたしまして。これからもよろしくお願いします。m(._.)m
学生時代に魅入った彫刻の世界に浸りながら、同時に始めた調理の仕事で生計をたてられています。SNSも発達した昨今、自慢の作品を披露されて、公私共々ますます充実されることをお祈り申し上げます。