今回は、病院内の調理スタッフの方にお話を伺ってきました。
入院患者の方向けの給食業務に取り組まれています。
- ☆こんにちは。本日はよろしくお願いします。
- こんにちは。よろしくお願いします。
- ☆お若いですが、すでに調理師の免許をお持ちと伺っています。現在の職場に至るまでの職歴について、簡単にお聞かせいただけますか?
- はい。高校を卒業後、懐石料理を中心に展開する会社に就職し、奈良と神戸で合計4年ほど、住み込みを含めて見習い修行を経験しました。その後は大阪の結婚式場で約1年間、やはり和食を担当した後、現在の職場でお世話になっています。
- ☆なるほど。一貫して調理師としてのキャリアを積まれているのですね。
- はい。以前の会社では、一般の調理師免許に加えて、「ふぐ調理師」の免許も取得することができました。
調理師の世界は職人気質の方が多く、厳しい経験もありましたが、今では大変感謝しています。 - ☆ところで、現在のお仕事を選ばれた動機はどのようなことだったのでしょうか?
- これからも調理師として仕事をしていきたいと思っているのですが、同じ調理関係であっても、少し内容の違う業務を経験しておきたかったからです。
実際、自分が今まで経験した職場とはずいぶん違った環境であり、とても良い勉強になっています。 - ☆では、現在担当されているお仕事内容についてお聞かせください。
- はい。現在の職場は総合病院の中の厨房で、入院患者さん向けの給食を作っています。食数としては、常に100食程度を提供しています。
調理業務については、専任の調理師さんが担当されていますので、私は補助の業務を担当しています。具体的には、盛り付け作業や、病棟への配膳作業などが中心ですね。 - ☆一日の流れとしては、どのような感じですか?
- 担当する業務によって違いますが、私の場合は、朝の9時30分に出勤し、昼食に向けた作業が始まります。11時30分が昼食の配膳時間ですので、それまでに盛り付けなどの作業を行います。12時30分からは食器類を回収し、13時から14時までが休憩時間となります。
その後は、再び夕食に向けた盛り付けなどの作業を行って、17時には夕食を配膳、18時から回収に入り18時30分に業務終了、といった流れです。 - ☆病院給食という性質上、時間厳守が特に求められることが想像されますが、職場の雰囲気はどのような感じですか?
- そうですね。基本的には仲良く、和気あいあいとした雰囲気の職場です。
確かに、時間に追われる時などは、かなり殺気立つこともありますが(笑)、それだけ皆が真剣に仕事に取り組んでいるということですから、良い意味で刺激になっていると思っています。
- ☆では、お仕事をされる中で、どのような時、特にやりがいや喜びを感じられますか?
- 当たり前のことではありますが、時間内に作業が完了して配膳できた時は、正直ホッとしますね。
それと、患者さんやそのご家族の方から、感謝の言葉をいただいた時や、「おいしかった」という感想をいただいた時は、やはり何よりもうれしいですね! - ☆ところで、お休みの日は、どのように過ごされていますか?
- 今は実家で暮らしていますので、自分の身の回りのことや、洋服などの買い物をしたりと、のんびりさせてもらっています。あと、友人と遊びに出かけることも多いですね。ボーリングが好きなので、気分転換を兼ねてよく行きます。
ただ、仕事を離れても、やはり料理が好きなので、食材にはつい目が行ってしまいます! 時々市場へ出かけては、珍しい食材を探したりもしますよ。
- ☆将来の夢や目標などについて、お聞かせください。
- やはり、これからも好きな料理の道で生きていきたいと思っています。
ただし、自分はまだまだ未熟ですので、もっともっと色々な経験を積んでいくことが必要だと感じています。そして、いつかは自分のお店を持って、料理人として独立することが大きな目標ですね! - ☆最後に、これから調理関係のお仕事を目指す方へのアドバイスをお願いします。
- 調理の仕事には限らないと思いますが、とにかく根気強く、熱心に仕事に取り組むことでしょうか。
それと、たとえ厳しく叱られることがあっても素直に受け入れて、自分自身の成長に役立てることが大切だと感じています。 - ☆これからもたくさんの経験を積まれ、将来ご自身のお店を持って活躍されることを期待しています。
本日は、お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございました。 - こちらこそ、ありがとうございました。
- 今回のインタビューでは、しっかりとした将来の目標を持ち、礼儀正しい態度と素直な気持ちで、調理師としてのキャリアを真剣に積み重ねていかれる姿勢にとても好感を持ちました。
ご協力、ありがとうございました!
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