資格を活かして取り組んでいます!!【スタッフインタビュー】

スタッフさんインタビュー
管理栄養士:病院

今回は、病院給食に携わる管理栄養士さんにお話を伺ってきました。
入院されている方の治療食づくりを担当されています。


病院給食に携わる管理栄養士スタッフ
★こんにちは。本日はよろしくお願いします。
こんにちは。よろしくお願いします。
★管理栄養士の資格をお持ちとのことですが、この資格を目指されたきっかけなどについて、お聞かせいただけますか?
はい。高校では理系でしたが、大学でもその勉強を活かしつつ、何か資格がとれる分野に進んで、将来に役立てたいと思っていました。
そんな関係で管理栄養士に興味を持ち、大学の栄養学科に進学しました。そして、卒業後の国家試験にも無事合格し、資格を取得することができました。
★管理栄養士の試験はかなり難しいものだと聞いていますが、素晴らしいですね!卒業後はどのようなお仕事をされたのですか?
実は、大学生の時からアパレル関係の会社で洋服販売のアルバイトをしていたのですが、就職活動中にその会社からもお誘いをいただき、結局そちらで就職することになりました。
7年ほど勤めた後退職し、現在の職場でお世話になっています。ですので、実際に栄養士として仕事をするのは、今回が初めてだったんです。
★なるほど。では、現在のお仕事を選ばれたポイントはどのようなことだったのでしょうか?
私のように、「資格は持っているけど実務経験はない」という状態であっても大丈夫という点が一番大きかったですね。それと、自宅から職場までが近く、片道20分程で通勤できることも決め手になりました。
★では、現在担当されているお仕事の内容についてお聞かせください。
総合病院内の厨房で、入院患者さん向けの給食を作っています。
そのうち、一般の患者さんが摂られる普通食や流動食などは調理師さんの担当となっていますので、私達栄養士は、特殊な治療食の方を担当しています。具体的には、食物を飲み込むことが困難な方や、アレルギーのある方、塩分制限の必要な方などに向けた専用のお食事のほか、手術前の特別食などになりますね。
★やはり、管理栄養士としての専門的な知識が必要とされるわけですね。ところで、職場での一日の流れとしては、どのような感じになるのですか?
朝は6時30分に起床し、8時頃には職場に入ります。勤務時間は8時30分から17時までで、休憩はお昼の45分間となっています。
私の場合は、昼食と夕食を担当していますので、昼食の場合は11時頃までに、夕食の場合は16時頃までには作り終えるようにします。そして、それぞれ上長から点検を受けた後、各病棟への配膳に向けた準備をします。その後は後片付けや翌日の段取りなどを行いますが、基本的に残業はほとんどないので、勤務時間としては規則的な方だと思います。
★職場の雰囲気はいかがですか?
栄養士のほか、調理師さんも大勢おられるのですが、皆さんとても優しく親切で、明るい雰囲気ですね。
特に調理師さんは経験の長い方が多いこともあって、仕事上のアドバイスをいただいたり、料理についてのちょっとした豆知識なども教えてもらえるので、とても役立っています。

管理栄養士スタッフと海
★お仕事をされる中で、やりがいや喜びなどを感じられるのは、どのような時ですか?
私の場合、患者さんとの直接的な接点はないのですが、自分が個別に作った治療食をしっかりと食べていただいていたと、配膳担当の方から聞いた時は、やはりとてもうれしいですね!
★その他、今のお仕事を始められてから、何か新たに身に付いたことなどはありますか?
だし巻き卵を作るのが上手になりました! 以前はフライ返しを使っていたのですが、最近では菜箸だけでOKです。職場で身に付いたことが、家でもかなり役立っています。

★ところで、お休みの日は、どのように過ごされていますか?
日用品などのお買い物や家事など、ごく普通に過ごしています。
あと、釣りをするのが好きで、日本海や和歌山方面など、自動車でよく遠出をしています。釣ってきた魚をさばいたり、調理をするのも結構楽しいですよ!
★よい気分転換にもなりそうですね。では、将来の夢などについて、お聞かせいただけますか?
特別なことではないですが、結婚して夫や子供と幸せな家庭を築きたいと思っています。
そして、家庭生活を大切にしつつ、さらに資格を活かした仕事などもできればいいですね!
★最後に、栄養士など、これから調理関係のお仕事を目指す方へのアドバイスをお願いします。
栄養士や調理の仕事だけに限ったことではないと思いますが、自分自身、職場での人間関係がいちばん大事だと実感しています。
どんな仕事であっても、人とのコミュニケーションを意識して取り組めば、仕事もうまくいくし、自分も成長できると思いますね!
★これからも資格を活かして、前向きに進んでいかれることを期待しています。
本日はお忙しいところ、お時間をいただきありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
今回のインタビューでは、管理栄養士としての資格を活かしつつ、ご自身の生活ペースとも無理なく調和させて、楽しく取り組んでおられる様子がとても印象的でした。
ご協力、ありがとうございました!