復帰までの流れ
なぜ働くのか、働く理由を整理し、家族内で話し合いをしましょう。働き始める前にお互いの理解を深めておくことはとても大切です。また、残業など、自分に出来ることと出来ないことを整理しておきましょう。
子どもが何歳になったら働き始めるかが決まったら、それまでに準備すべきことを洗い出します。
保育所探しの前に気を付けておきたいのが、緊急時のための預け先です。親戚、ママ友、近所の方などの信頼できる人、または一時保育などの施設を探しましょう。この段階で探しておくと、面接時に胸を張って答えることができます。
事前に子供を預けてから面接に臨みましょう。この頃には保育所の目星をつけておきます。
採用が決まったら、子どもの入園の手続きも進めましょう。
いろいろな働き方
正社員
一般的には雇用期間に定めがなく定年まで就業する雇用形態で、安定した収入が期待できます。会社が指定する就業時間があり、時間の拘束は避けられません。
アルバイト・パート
一般的に正社員よりも短い時間での就業が可能です。時間の融通が利きやすく、学生や主婦が多く利用しています。
契約社員
雇用期間が限定されている就業形態で、一般的にはパートと比べて責任のある仕事も多くみられます。
派遣労働者
派遣会社に雇用され、派遣先で就業する形態です。仕事の指揮・命令は派遣先から行われます。
扶養の範囲内で働く!
扶養の範囲内とは?
そもそも扶養とは、配偶者や親の扶養家族となることで、扶養者(配偶者や親等)が納める所得税が減額されたり、自分自身で社会保険料を納める必要がなくなることです。
知らないと損する!?「103万円」・「130万円」・「150万円」の壁
パートのお仕事を探しているときに「103万円」と「130万円」という金額をよく耳にすると思います。
更に、平成30年からは「150万円」という金額も新しく追加されました。
103万円を超えると、ご自身の所得税が発生します。(控除額により発生しない場合もあります)
130万円を超えると、扶養から抜けて、ご自身で「健康保険」と「年金保険」に加入する必要がありますので、ご自身でそれぞれの保険料を納める必要がでてきます。
※130万円~約150万円の範囲では、年収は増えますが、逆に手取り金額が減少してしまう可能性があります。
150万円以下は、平成30年以降の所得税では、103万円以下と同じ最高38万円の控除を受けることができます。
平成29年以前は、103万円以下が控除(38万円)を受けられる壁でしたが、これにより、150万円が壁になったわけです。ただし、配偶者の収入により、控除額がかわりますので、ご注意ください。
また、201.6万円までは、ご自身と配偶者の収入に応じて、控除(段階的に減少)を受けることができます。
※上記の150万円以下については、配偶者の扶養になる場合です。
それ以外の親族(親や兄弟等)の扶養になる場合は、103万円以下が扶養の範囲内となりますので、
ご注意ください。
所得税と社会保険の扶養範囲
所得税の詳細につきましては、国税庁のHPをご覧ください。
保育施設の種類
働くママにとって、子供をどこに預けるかは非常に重要なことです。保育所は様々な種類があり、自治体などによっても種類が異なるので家庭状況に合った預け先を探しましょう。
施設名
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概要
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認可保育所 |
国が設ける基準をクリアした施設 |
認証保育所 |
東京都独自のもので、国の基準よりも緩和された基準をクリアした施設 |
認可外保育所 |
認可保育所以外の施設の総称 |
保育ママ (家庭的保育者) |
主に3歳未満の子供の保育を自宅でおこないます 保育ママ1人あたり3人~5人まで受託可能な少人数制の保育 |
一時保育 |
認可保育所で通常の保育とは別に子供を預かる制度 |
ファミリーサポート |
地域の子育てサポートを受けたい人と子育てのサポートを行いたい人が会員となって保育を行うシステム |
「認可」「認可外」「認証」の違いは?
「認可」と「認可外」は、国が定めた基準です。「認証」は、東京都独自のもので、国の基準よりも緩和されたものになります。入園に関して、認可保育所は市区町村が管理しているのに対し、認証保育所は保育所と保護者が直接契約を結びます。
保育所を選ぶときのポイント
保育所の「質」については、園ごとに大きな差があります。特にチェックしておきたいのが、子供の面倒を見てくれる保育士さんです。どんなふうに子供と接しているかを知るには、実際に見学に行き、自分の目で見て確かめましょう。
働くママの上手な時間の使い方
家事は程よく手を抜く
仕事と育児を両立させる秘訣は、完璧主義にならないことです。家族と作業を分担したり、家事代行サービスや宅配サービスを利用したりするのも良いでしょう。
時間短縮方法の事例
・圧力鍋を利用する
・食器洗い乾燥機を利用する
・多めに作って冷凍保存をする
・盛り付けはワンプレートにして洗い物を減らす
頼み上手になる
パパが家事や育児を手伝ってくれないという悩みを抱えているママさんの声をよく聞きます。一方、パパさんは、何をどう手伝えばよいのかわからない方が多く、普段しない作業のため、具体的に言われないと行動するということが難しいのです。頼みごとをするときは、具体的に「いつまでに」「何を」「どうする」という内容をはっきり伝えましょう!
信頼関係を築く
職場の人と信頼関係を築いておくと、いざという時に頼みごとをしやすくなります。日頃から手が空いたときは作業を手伝う、人よりも早めに出社するなどを心がけましょう。